最新の見聞録
福井インター西、国道158号線を南に入った和田地区に店を構える『輝蕎麦(きそば)』。開店以後、口コミで評判が広がり、今年の6月で2周年を迎える今では知る人ぞ知る人気店である。
「ここでは店とそば道場の両方をやっています」と話すのは、店主の森下輝治さん(66)。福井県消防本部に勤務した後、家業である工務店を継ぎ、大工として腕をふるってきた。そんなご主人がそば打ちを始めたのは約10年前。「登山と写真が趣味なんですが、冬は山に登れないのでその間にできる趣味を、と始めたのがそばだったんです」。
友人がメンバーだったこともあり、ふくいそば打ち愛好会に入会。腕を磨くとともに、同好の士との輪を広げる。そば会を開いたり、全日本素人そば打ち名人大会に出場したりと積極的にそばを楽しみ、5年前から「輝(てる)の会」という会を結成、そば打ちの指導にもあたるようになった。「はじめは自宅の車庫でやっていたんですが、つばめが巣を作ってそば打ちがしづらくなったんです。そこで思い切って専用の建物を建てることにしたんです」。
当初はそば道場をメインに考えていたが、最終的には1階をそば店、2階をそば道場という造りに。長年やってきた大工の本領を発揮し、店づくりは自らが手掛けた。「クロスをなるべく使わず、ケヤキやヒノキ、杉などの木をふんだんに使って作りました。テーブルも手作りです」という店内は、木のぬくもり漂うあたたかい雰囲気に満ちている。店内にはご主人の趣味の一つである写真作品も飾られ、目を和ませてくれる。
2階のそば道場にはそば打ち台がずらりと並び、「輝の会」メンバーが集まりそば打ちに興じる。参加している人々は「世話好きでいい人です」「やさしくて根気がある人。そばの味にも人柄が出ています」と、ご主人のことを評する。その言葉には人に慕われるご主人の人間性がにじみ出ている。
|
TOP
|
サイトマップ
|
ご利用に際して
|
更新履歴
|
FBC-i
|
COPYRIGHT (C) 2004-2008 Fukui Broadcasting Corporation. All Rights Reserved.