最新の見聞録
コンクリートの外観に、ピカピカに磨き上げられたガラスのドア。店内に入ると大きなテーブルが中央に鎮座し、そのまわりを囲むようにカウンター風に椅子が並ぶという独特のレイアウト。ほんのり光量を落とした照明の中、BGMに流れるジャズを聞いていると、洒落たカフェかバーにいるような錯覚を起こすが、ここはれっきとしたそば店。福井市でも今、最もお洒落なスポットが点在する大和田周辺の高木中央に位置する『蕎麦その字』である。
「今までのイメージにとらわれない店づくりをしたかったんです」と話すのは、ご主人である吉田和宏さん。もともと料理好きで、20代の頃は洋食のレストランでコックとして腕を振るっていたが、とあるそば店の店主と知りあったのを機にそばの道へと転身することに。「洋から和へと方向転換しましたが、おいしいものを作るという基本は同じですから」とその表情はマイペースだ。開業に向け、丸岡のそば店で4年間修業し、30歳で独立。当初は福井市南四ツ居に店を構え10年営業してきたが、手狭になったため、平成15年7月に現在の高木中央に移転。それまでの店とはガラリと雰囲気を変えて、現在のモダンな雰囲気の店づくりをした。
「大テーブルにしたのは、いろんな使い方ができるかなという発想からです。横並びで座っていただくことはもちろん、コーナーを使っていただくと対面に近い感じでも座っていただけます。それに大テーブルだと相席で気兼ねするということもなくなりますし」とご主人。カウンター風の造りは一人でも来店しやすいからか、女性の一人客も多いという。
メインは中央の大テーブルだが、その他にも個室風の小上がり席を設け、グループ客にも配慮している。
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