福井駅前の外資系ホテル「コートヤード・バイ・マリオット福井」に、新たに女性の総支配人が就任することになり、いっそう地元に愛されるホテルづくりを目指します。

2024年3月の新幹線開業と同時期にオープンした「コートヤード・バイ・マリオット福井」。

7月1日に新たな総支配人に就任するのが野中あずさ氏です。

ホテル業界でのキャリアは15年。

2023年のG7サミットでは、海外のビッグネームの受け入れを担ったおもてなしのエキスパートです。

■コートヤード・バイ・マリオット福井野中あずさ 新総支配人
「女性ならではというよりは、私自身がこのホテルが大好きで、まずは従業員ファーストで、しっかりと大切にしながら、ホテルに来る利用客一人ひとりが笑顔になるような文化を作りたい」

野中氏が今後のホテル運営の柱とするのが「地域に愛されるホテルづくり」です。

6月からは新たなプラン「北陸割」が登場し、北陸3県の住民であれば、素泊まりのプランが2割引きになるほか、館内にある日本料理店では1割引きで食事が楽しめます。

■野中あずさ支配人
「ホテルは高いんじゃないかとか、普段使い出来ないというイメージが先行しがちだが、地元の皆さんに先入観を一旦置いてもらって、ホテルを見に来ようというきっかけづくりを多くしたい」

このホテルでは、アフタヌーンティーやレストランの限定プランなど、季節やニーズに合わせた様々な仕掛けを用意してきましたが、そのほとんどが現場の従業員からのアイデア。

野中氏は、スタッフの声がさらに届きやすい環境を作ることが、宿泊客の満足度向上につながると考えています。

■野中あずさ支配人
「チェックインをするスタッフ レストランでサーブをするスタッフ 役割は違うけれど、私たちのゴールは最終的にはゲストをハッピーにして、また戻ってきてもらおうという熱いパッションを持って、サービスに取り組める文化を築きたい」

開業2年目に入った福井駅前のランドマークホテル。

スタッフ一丸で、地元の人も大勢集う場所を目指します。