2014,02,05, Wednesday 

     

FBCテレビ日曜深夜に放送している「NNNドキュメント 2014」(日曜深夜0時50分)。
http://www.ntv.co.jp/document/

先日、番組の中で「別の番組を全編紹介する」試みが行われました。
別の番組とは、大島渚さんが撮って1963年に放送されたドキュメンタリー「忘れられた皇軍」。
第1回ギャラクシー賞を受賞し、放送局の制作者なら一度は聞いたことがある番組かも。

登場するのは、片腕や両眼がない傷痍軍人たち。
旧日本軍人として戦って大ケガを負い、戦後は「韓国籍」となり街頭募金で暮らす日々。
補償を求めて街頭演説をしても、日本政府に陳情しても、韓国からも相手にされない・・・
「日本人よ これでいいのだろうか」という語りとBGMのジャズが重く響きました。

63年の東京というと、まさに僕が生まれた年であり、町でもあります。
51年前の故郷の様子を実写で見るのは初めてで、不思議な気持ちでした。

小さい頃、繁華街で松葉杖姿の傷痍軍人とお金が入った缶を見た記憶が蘇りました。
「戦後19年…」という語りを聞き、自分の誕生は戦後から短い時間だったとも実感。

そういえば年末に見た「NNNドキュメント 2014」も印象に残りました。
大震災で被災した建物(「震災遺構」)を、保存するか、壊すか・・・
震災直後も報道された課題ですが、時間が経つとニュースではあまり見なくなりました。

建物内で家族を亡くし毎日拝む人がいても、安全や復興のために次々と重機が破壊・・・
ある建物ではそこで撮った津波の映像を観光客に見せて、教訓にしようとしていました。
映像を見る人達の顔は、津波の恐怖で血の気を失っていたようです。

毎回毎回が力作ぞろいの「NNNドキュメント 2014」。
FBCを含め全国の担当者が泊りがけで集まって、放送内容を決めています。
取り上げるテーマは、通常のニュース等では見られないようなものも多数。
夜遅いですけど、ぜひ見ていただきたい番組です。

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